かながわ伝統芸能祭 文楽公演

f0051387_1640141.jpg初・文楽鑑賞でございます。場所は神奈川青少年センター、野毛山のてっぺんですよ。暑い日差しのなか老老男女が野毛の紅葉坂を苦行のように昇っておりました・・・文楽好きのお年寄りにこの坂はあんまりじゃなかろうか。
私ももう中年なので、疲れた。

開演すると、まずは人形使いの吉田幸助さんによる演目の解説。
いいですなあ!
超初心者にも分かりやすく文楽のなりたちやあらすじを説明してくれるんですなあ。
今日は文楽知恵袋のIちゃんやS子さんは一緒にいないので、ありがたや。


昼の部演目まずは、
「卅三間堂棟由来(さんじゅうさんげんどうむなぎのゆらい)」平太郎住家より木遣音頭の段。
人情話になると寝てしまうワタシ、
途中から鶴澤清治さん(人間国宝)の三味線になったとたん、やはり寝てしまいました。
心地よい三味線は眠りを誘うー。
慌てて休憩でコーヒーを一気飲み、目を覚ます。

お次は、
人形使いの吉田清之助改め豊松清十郎さんの襲名披露ご挨拶。
このかたは次の演目で八重垣姫を操ります。
歌舞伎と違って、挨拶は舞台右の床でやるんですなあ。
そんなことにも、イチイチふーんとなるわたし。

「本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)」十種香の段・奥庭狐火の段
これは歌舞伎でも観た事がありますな。
勝頼に恋しすぎてちょっとうっとおしいブリブリ乙女(Iちゃん談)・八重垣姫が主役。
先の解説で幸助さんも、「死んでしまった勝頼の絵を眺めてはボーっと暮らしていた」
と言っていたので、相当恋に目がくらんでいるようです・・・。

ところで文楽の人形は、
頭と右手を操る主使い、左手を操る左使い、足を操る足使いの三人で動かしますが、
主使いは顔をだして袴姿、あとの2人は黒子姿なんですね。
勝頼の主使い、桐竹勘十郎さんが渋いオジサマでグっときました。ハンサムだし。

腰元・濡衣を操る吉田蓑助さんは人間国宝ですが、
他の人形と違って、動きが超なめらか!首の角度一つ採っても生きてますか~?って
感じで驚きましたぞ。しゅごーい・・・・。ウン十年の修行が生んだ芸術ですかのう。

ラストは狐つきの八重垣姫が白狐たちと華麗に乱舞しますが、
なんと、左手と足の黒子のかわりにさっきまで
勝頼と謙信を操っていた主使いの勘十郎・玉女のお2人が持って、
主使い三人で動かしているではないか。
へーーー。

右耳からは盛り上がる三味線の音と太夫さんの語る内容を必死で聞き取り、
目は人形に釘付け。
こういう派手な演目は、寝てるヒマはないっ。
八重垣姫が「勝頼様ー。今ワタクシがお助けに参りますー」と超盛り上がったところで、幕!
いやあ面白かった・・・・。拍手の嵐。

堪能しました。
本日の感想をまとめると、

・先に吉田幸助さんの解説があってヨカッタ。
・桐竹勘十郎さんがワタシ好み。
・吉田蓑助さんはすごい。
・やっぱり文楽も人情話より派手な演目のほうがスキ。(寝ないから)


ということで、
もう一度、三浦しをんの「あやつられ文楽鑑賞」を読み、来年もまた観にいきたいと思いますだ。


■80'S■
"Don't Be Cruel" Cheap Trick '87
プレスリーのカバー
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by rin_oz | 2009-10-20 20:08 | LIFE